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第33話 密会

「ユウ・・・どうしたんだ?」

私は返事をしなかった。
統矢さんも答えを求めて聞いたわけじゃない。
実際、そう言うとすぐに私の胸に顔をうずめた。

でも統矢さんが不思議に思うのも当然だ。
今まで散々、組長にも統矢さんにも「声を我慢するな」と言われてきたにも関わらず、
外に声が漏れるのが嫌で、私はずっと我慢してた。

でも今日は一切我慢しなかった。
忘年会で1階はどんちゃん騒ぎ、2階にも見張りの人がいない、
ということもあったけど、それより何より、
単純に気持ちよすぎて我慢できなかった。

それに・・・少しでも統矢さんを喜ばせたくて、恥ずかしかったけど我慢しなかった。


「や、ああ・・・と、統矢さん・・・」
「・・・ユウ・・・」

これまで幾度となく統矢さんとは身体を重ねてきたけど、
こんなにも激しく求め合ったのは初めてだ。

お互い何度も名前を呼び合い、
何度も見つめ合い、
何度果てても飽きることなく繰り返した。

快楽が理性を上回り、ただただ行為に溺れた。
そしてそれを幸せに感じた。

私は身体と意識がバラバラになりそうな中、
統矢さんに何回も好きだと言った。

統矢さんはそれに対して何も言わなかったけど、
好きと言うたびに、統矢さんの身体が反応し、
それが嬉しくて嬉しくて、また気持ちよくなって・・・


二人とも体力の限界がきて、ようやくウトウトし始めたのは、
部屋の中が少し明るくなり始めた頃だった。


統矢さんには聞きたいことがいっぱいあったけど、
もうどうでもよかった。

とにかく今はこの腕の中でぐっすり眠りたい・・・



トントントン・・・

遠くで誰かの声がした。

「統矢さん、いますか?組長がユウを探してるんですけど知りませんか?」
「知らない」

統矢さんはためらいなくそう言うと、
私をギュッと抱き寄せた。


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Category : [18years]本編 | Theme : 自作連載小説 | Genre : 小説・文学 |

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